そろそろ夏野菜を植えてみようかな?という方も多いのでは?関東では遅霜の心配のなくなるGW明けが夏野菜を定植するには適した時期とされています。トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・・スイカにメロンに・・・夏野菜と一言で言ってもたくさんありすぎて困ってしまいますよね?畑をやり始めたばかりの方、お世話に時間が取れない方にこれはやめておいたほうがいい野菜3選をご紹介します。
1位.キュウリ
夏野菜の代表と言えばキュウリですが、やめておいたほうがいい野菜ダントツ1位です!!
【水やり必須】
キュウリは水の要求度が高く真夏は朝と夕方に水やりをします。水が不足すると葉がしおれたり、実が曲がってきたり、みずみずしさにも影響します。
【生育旺盛で整枝必須】
スイカやカボチャなどツル性の野菜に共通して言えることですが、夏になって暑くなると縦にも横にもぐんぐん伸びて、ジャングル状態になります。下から5節目までは脇芽や花をとって整枝します。5節目以降も伸びた脇芽を支柱に絡ませたり、頂芽を摘んだり、枯れた葉を取り除いたり…こまめにお世話が必要です。
【うどん粉病になる】
株間を空けて定植し、こまめに整枝をしたとしてもうどん粉病にはなると思っていてください。うどん粉病とはカビの一種で、葉がうどん粉をまぶしたように真っ白になり、株を弱らせる病気です。飛散して他の株にもうつります。共用の畑なら、お隣さんの畑にもうつってしまいます。見つけたらすぐに取り除き袋に入れて処分しましょう。取り除いたあとも株に薬をまいておいたほうがいいでしょう。
【1日に2回収穫が必要】
実がなり始めたら大きくなるのはすぐです!朝まだ小さいから、と採らないでいると夕方にはちょうどよくなっています。1日遅れれば大きすぎ、数日忘れられればバナナサイズ、さらに放置で黄色く熟し、見た目がまさしくバナナになります。採れすぎて保存や加工に困るという事態によくなります。ちょうどいいサイズなら人様にあげられますが、大きくなってしまったキュウリは種が多く、人様にはあげられないので結局キュウちゃん漬けにしたりして手間暇がかかるんです。キュウリ大好きなひとでもさすがに毎日飽きずに工夫して食べるって大変です。
2位.オクラ
【背が高くなる】
成長すると160cmを超え、葉も大きいので場所をとります。他の野菜も植えたいなら日陰になってしまいますので広めの畑が必要です。
【うどんこ病になる】
背丈を抑制するために2株以上を30㎝ぐらいの株間で植えるのですが、悪い葉を取って風通しを良くしても、キュウリと同じく必ずなると思ってください。
【まめに収穫】
キュウリほどではないですが、実がなりはじめたら毎日見に行って収穫しましょう。毎日見られないときは、ちょっと小さいかな?ぐらいで採ってしまいましょう。スーパーで売っているサイズより大きくなると、種も大きくなり、実も繊維質になって食べられたものではなくなります。人様にもあげられません。
3位.レタスなど葉物
【虫に食われる】
せっかく育てるなら薬なんてまきたくないですよね?そのために防虫ネットをしたとしても虫はどこからか入り込んできます。毎日手で青虫やガの幼虫を取り除けますか?やむなく薬をまいたとしましょう。…いずれ食われます!薬には回数の制限があり、収穫前の一定期間は撒けないので限界があるんです。レタスやキャベツなどは幼虫の大好物なので、数日放っておくと穴だらけ、虫のフンだらけになってしまいます。生育期間の短い小松菜も然りです。
まとめ
いかがでしたか?初心者にとって実がどんどん取れる野菜は魅力的ですが、家族の好みを考慮に入れたり、野菜をあげられる人のあてをつくっておくことも重要です。家族が飽きて食べないとか、畑仲間の間でキュウリをあげても喜ばれないことはあるあるです(だいたい自分の家で消費できるくらいは作っていますからね。)。キュウリやオクラはスーパーでも安く売っていますから、お世話ができる自信のない方はスーパーに頼りましょう。その方が、もったいないことになりません。ひとにも自分にも地球にも喜んでもらえる野菜作りをしていきたいものですね。
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